前回のブログを読んでいただいた方には、『お金がない』『生活がキツい』など、仕事を頑張っているはずなのに、改善しないのか理解してもらえてると思います。
まだの方はぜひ、こちらを読んでみてください。
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では、なぜ物価が上がり続けているのか?
それは、国がデフレ脱却、つまり物価が下がり続けることから脱却をしたいからです。
え、物の価値が下がることはいいことではないの??と思った方もいますが、デフレをすることは必ずしもいいことではないです。
今回は、日本のデフレ経済だったときを説明をしながら、インフレつまり物価を上昇させているのか説明をします。
デフレ経済の問題点
戦後日本は、高度経済成長をして世界2位までの経済大国になりました。
その後、バブルが弾けて不況になった。
ここまでのお話は中学や高校で習うので何となく知っているでしょう。
そして今、日本が抱えている問題が少子高齢化です。
日本が物価が下がり続けたのは、新しいものを買う人が減っていたことにあります。
戦後の日本は、家や車や、家電などを持っていない人が大量にいました。
持っていない人が多かったので、作れば売れる時代でした。
しかし、今は多くの家庭に必要なものが行き届いていて、新製品ができても昔のようには売れなくなりました。
物が売れなくなるので、企業はどんどん物の価値が下がり、昔では音楽を聴くのにCDを買ったり、漫画や、アニメ、いろんなことをするのに、お金がかかっていましたが、今では、100均や、格安になったり無料の物もあります。
こういう価格競争の中で、安くてクオリティが高いのができたことで、物がやすくなり、消費者としては、すごく生活がしやすくなりました。
しかし、企業側を見たときには、どうでしょうか??
企業の売り上げというのは、同じ量を売っても売り上げが減ります。
さらには、新しいものを買う人とは、持っていない人たち、つまり子どもたちや成人したばかりの若者です。
1人暮らしを始めた時などに、物は売れていきますが今は少子高齢化社会。
どんどん1人暮らしをする人は減っていてます。
結果、企業の売上が減っていき、その補填をするのが人件費です。
人件費が減ったことで、多くの家庭が生活が昔の人たちに比べて難しくなっています。
その中で、昔のように10人家族で生活をしようとする人も減っていると思います。
今では、出世率は、1.7人と言われています。
結果として、バブル経済崩壊後、日本は上図のような、子どもが減る→物が売れない→物の価値を下げる→企業の売上が減る→所得が減るというループ状態になってました。
まとめ
日本がデフレ状態にいたのはわかっていただけたでしょうか??
日本が資源がある国であれば、このデフレ状態もどうにかなったかもしれないですが、日本は資源が少ない国です。
資源が少ないので輸入が多くなります。
企業としても物の価値を下げるのにも限度がどうしてもあります。
そして、現在の日本はこのデフレ脱却をしようと物価を上げています。
ここ10年くらいで見れば物価が上がっていることは、分かるのではないでしょうか??
こうやって、物価を上げることでデフレの悪循環から脱却をしようとしています。
ですが、物価が上がって企業利益も出ているはずなのに、所得が増えている人は少ないような気がしませんか??
次回は、インフレ経済になっているのに、所得が上がらないのかを記事にしていきます。