前回のブログを読んでいただいた方には、物価が上がる理由を分かってもらえたと思います。
まだの方はぜひ、こちらを読んでみてください。
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では、なぜ物価が上がっていて、企業利益が出ているのに給料が上がらないのか。
物価が上がり、企業利益が上がっていれば給料が上がってもいいはずです。
では、何故給料が上がらないのか。
今回は、物価が上がっているのに、給料が上がらない理由を2つ書いていきます。
経済危機に備えるため
経済的不況は、大体10年おきに一度起きると言われています。
1990年代は、日本のバブル崩壊、2000年代は、ITバブルの崩壊、2010年代は、リーマンショック、2020年代は、コロナウイルスによる経済危機がおきています。
多くの企業は、このことに気づいているのではないでしょうか?
実際に、日本は内部留保の資金がかなり多い国とされています。
コロナウイルスで企業が経済活動を停止しているのに、残っているのは国の力もありますが、内部留保しているお金が多いからだと考えます。
大きな経済危機に対していつでも対応できるように資金を貯めている企業は多いでしょう。
内部留保するお金が多くなればなるほど、私たちの給料は必然的に上がりにくくなります。
人件費が総合的に上昇
現在、日本の企業では雇用しているが仕事がない正社員が約400万人いるそうです。
400万人とは、日本の社員数の人口の約1割に近い数字。
1割も仕事を貰えない社員がいるということは、自社で行っているビジネスに対して社員数が余っているということです。
日本では、雇用契約がある以上は、雇っている社員に対して、賃金を払う必要があります。
企業利益がいくら上がっても、仕事をしていない人に払うお金がある以上給料は、上がらないです。
さらに、70歳まで定年退職が伸びました。
70歳まで、雇用するということは、社員に対して支払う給料が総額では増えます。
大手企業では、終身雇用の廃止をしている企業も増えてますが、一方的に雇用契約を切ることができないのも日本です。
今後は、雇用契約期間が75、80歳と伸びるほど私たちの給料が上がるのは、厳しいです。
まとめ
いかがでしょうか?
企業の内部留保と人件費が総額で上がっていること。
特に、人件費の問題は今後高齢化が進んでいる日本ではもっと深刻な問題になるでしょう。
私たちが、努力をし続ければどうにかなる時代は確実に終了しています。
だからこそ、できることを増やして収入源を増やす必要があるのではないでしょうか。